明日は、8月6日です。
今から、67年前の広島に原子爆弾が世界で最初に落とされた日です
私は、その3日後に2番目の原爆が落とされた長崎で育ちました。
私が生まれたのは原爆が落とされてから20年以上たってからです
すでに、日本は高度経済成長期を終えて豊かな日本になっていました。
私の記憶の中では、原爆と言うのはすでに学校で教わる内容でした
もちろん、長崎市内で育っていたならちがっていたでしょう。
最初の記憶は、小学校の夏休みの登校日が必ず9日だったこと
この日は、学校で戦争や原爆の話を聞いた記憶があります。
そして、日帰りの社会科見学は長崎市内の「原爆資料館」でした。
今の資料館はとても綺麗にリニューアルされていて
明るい建物ですが、私が小学校の時は展示物や写真の印象のせいでしょうか
とても、重い印象のある建物でした。
私の娘が、小学校4年になった時この「原爆資料館」に連れて行きました。
そして、原爆に関係する場所を歩いて回りました。
この時、娘はとても厳しい顔をしていました。
でも、東京で生活している子どもたちは絶対に知らないことが多いんです。
小学校でも、先生たちが教わっていないことが多いので
子どもに教えるのはもちろん難しいです。
広島や長崎に産まれないと、この歴史をしっかりと引き継いで行けないのでしょうか
いま、日本は原発問題で大きく揺れ動いています。
この原子力発電は原爆の研究から生まれたものです、日本は1970年代から
とりいれて、あっという間に日本の電力の30%以上を担うようになりました。
関東では、4割近くが原子力発電によるものでした。
この、原子力の持つ問題を体で分かっているのは広島と長崎ではないでしょうか
明日と9日の広島と長崎の慰霊祭では、毎年なくなった被爆者の名簿が納められます。
そして、政治のリーダーである総理大臣が参列します。
今年は、日本の多くの人々がどれだけの関心をはらってくれるのでしょう。
原発問題で、官邸周辺や国会の周りをデモ行進している人たちも
いままで、亡くなった方々の事を考え
たくさんの事を考える1日になりますように